
念願の一戸建て、夢のマイホーム。核家族化が進んだ現代でも、やはり持ち家への憧れと言うものは多くの人が持っています。もちろん、どんな家でもいいかと言うとそういうわけではなく、色々な人が色々な希望を持って家づくり、もしくは購入を考えていくわけですが、そんなときに見落とされがちなことがあります。それは、フローリングの床に対するフロアコーティングです。
和室が減っていく中、部屋の床材は木材でできたフローリングが増えていますが、通常、そういった床はコーティングがされていない状態で購入者に引き渡しとなります。家の購入となれば引越しの準備、手続きなどを含めて忙しいものですから、すぐに家具の搬入に入ってしまいフロアコーティングの検討機会すら持たない方もいますし、また、検討されても結局のところはいつか傷つくのだから、と行わない方もいらっしゃいます。ワックスで手を掛けていくからいい、という方もいます。確かに、フロアコーティングをしたとしても床はいつか傷つきます。
コーティングにはさまざまな素材、手法がありコストも効果も違いますが、どれも永遠に傷つかない、というものではありません。しかし一つ言えるのは、コーティングによって防げる傷があり、また、劣化具合も緩やかにすることができるのは確実、ということです。家は通常ローンで購入されることが多いのですが、そのローンが払い終わるまでを一つのサイクルとして考えた際、その間劣化を抑えて使うことができると考えれば、メリットも出てきます。また、ワックスは傷の防止効果が低いうえに、半年から一年ほどで塗り直しという大変な手間がかかります。
新築時は大したことはありませんが、家具や生活道具は年々増えていくものですので、結局継続して行える方は少ないでしょう。せっかくのマイホームですから、最初に十分に検討して、必要と感じたなら早めにフロアコーティングすることをお勧めします。
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