
キッチンのフローリングにキズを発見した場合は、防水性に配慮した補修を行いましょう。キズそのものを補修する作業は簡単ですが、仕上げを怠ってしまうと汚れの付着やシミの原因になります。フローリングの床板は、表面が加工されていることが多く、天然素材の床板であってもワックスで仕上げてあったり、内装の一環として塗装されています。フローリングのキズは、塗装されている塗膜の表層だけであれば、再塗装することで対応できます。
床板にまでキズが及んでいる場合は、凹んだり裂けたりしている部分を埋める作業が必要です。凹みや亀裂には、樹脂を詰めて平らにできます。樹脂を詰めるときは、平らにしようとせずに、やや高めの山の形に盛り付けると良いでしょう。フローリングの表面から突出した部分は、樹脂が乾燥して固まったときに、きれいに削ることができるからです。
凹みや亀裂に詰めた樹脂が、フローリング表面と平行になったのを確認してから、防水性のある塗料を塗装しましょう。キッチンは水が跳ねることも多く、時には料理中の食材が落ちて汚れることがあります。フローリングに塗膜があれば、汚れから床板を保護できます。キッチンのフローリングは、キズを樹脂で埋めて平面にするだけでなく、しっかりと防水性を備えさせる塗装をすることが補修のポイントです。
応急処置的にワックスを塗るのも良いでしょう。塗料やワックスは、必ずフローリングの床板と適合する材質で選ぶようにしましょう。樹脂は経年劣化しますが、その上を塗装しておくことで、長持ちさせることができます。
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